【景徳鎮の絵付け】金魚-豊かさを願う


魚は[yu]と発音し、余[yu]と同音です。
また、玉[yu]としても使われます。
金魚は、お金が余るという意味になり、金玉も連想されるので、
裕福で幸せになることの象徴として描かれます。
魚と蓮と組み合わせた図案は、「連年有余」と言われ、
毎年経済的に余裕があるという願いを表わしています。
金魚が池で泳ぐ画は、「金玉満堂」と言われ、
黄金や宝玉が家の中に満ちているという意味で大変おめでたい図案です。
学識や才能が豊であるという例えでもあります。
景徳鎮の絵付けの図案には、魚や金魚を描いたものが多くありますが、
そこには豊かに暮らしたいという人々の願いが込められているのです。
画像のHonghai blue&goldの金魚シリーズは、清時代の陶片を参考にしたオリジナルデザインの作品です。