【景徳鎮の絵付け】鵲-喜びを報ずる鳥 鳴き声が「早報財・晩報喜」と聞こえるといわれ、喜びを報ずる鳥とされます。 喜鵲、報喜鳥ともいわれます。 二羽のつがいで描かれると「双喜」といい、結婚や夫婦円満の象徴です。 鵲と竹と梅の組み合わせも愛情深い夫…続きを読む
【景徳鎮の絵付け】寿山石-岩・石の雅名 中国絵画や景徳鎮の絵付けには、よく石や岩が描かれています。 これは、寿山石、寿石といわれ、長寿の象徴です。 岩や石には、永久の生命力があるとみなされています。 崑崙山などの仙山、蓬莱山などの不老不死の神仙島…続きを読む
【景徳鎮の絵付け】菊-隠逸なる花、花の中の君子 菊は秋を代表する花、長寿を象徴します。 菊花を浸した水は病気を直し、長寿をもたらすと信じられていました。 六朝時代、東晋の陶淵明は菊を愛し 「采菊東籬下、悠然見南山」(菊を取る東籬の下、悠然と南山を見る)と…続きを読む
【景徳鎮の絵付け】梅-春の訪れを告げる吉祥の花 早春にいち早く可憐な花を咲かせる梅は、「報春花」ともいわれる春の象徴です。 五弁の花びらから、五福をあらわす吉祥の花として中国で最も親しまれている花です。 五福とは、長寿・富裕・康寧(無病息災)・修好徳(道…続きを読む
Honghai(鴻海)の魅力-卓越したろくろの技 Honghai(鴻海)の魅力のひとつに、卓越したろくろの技があります。 徐工場長がろくろで形作り、鉋をかけてひとつひとつ丁寧に作り上げる作品は、 滑らかで薄く、しかも重心が低く安定しています。 粘りが強くて扱いにくい本景…続きを読む
Honghai(鴻海)の魅力-青花の絵画的で書的な筆運び Honghai blue&gold(鴻海)の輸出用青花作品の絵付けは、 景徳鎮市高級美術工芸師である周絵師が全て描いています。 彼女の絵付けの魅力は、柔らかな肉付きのよい線描です。 細い輪郭線も、よく見ると筆のば…続きを読む
【景徳鎮の絵付け】雀-歓びを表す鳥 雀は『詩経』で人家に棲みつく鳥と詠われ、嘉賓であると紹介されています。 雀は[que]と発音し、爵[jue]と発音が似ていることから、 「爵位を得るような出世」の意味を持つおめでたい鳥です。 また、羽の色か…続きを読む
【景徳鎮の絵付け】月季-バラの別名 月季花はバラのひとつで、和名では庚申薔薇と言います。 中国語では、バラを総称する言葉は一般に「玫瑰」が使われますが、 吉祥としては、薔薇、玫瑰、月季も同じように使われます。 平和、幸福、友情の象徴で、四季に…続きを読む
【景徳鎮のやきもの】カオリン-世界が憧れた白い土 カオリンは、高嶺とも高梁とも書き、景徳鎮近郊の山の名前です。 そこで採れる白い土(実際には硬い岩)がカオリンと呼ばれ、 景徳鎮の磁器の特徴である透明感のある白く薄い焼き物となりました。 世界の焼き物が800…続きを読む
【景徳鎮の絵付け】金魚-豊かさを願う 魚は[yu]と発音し、余[yu]と同音です。 また、玉[yu]としても使われます。 金魚は、お金が余るという意味になり、金玉も連想されるので、 裕福で幸せになることの象徴として描かれます。 魚と蓮と組み合わせた図案は、「…続きを読む