喫茶の文化と紅茶の種類について

喫茶の文化と紅茶の種類について

紅茶は洗練されたイメージがあって、特に女性の方に人気がありますね。ここでは、紅茶を含めた喫茶の文化や紅茶の種類について簡単にご紹介したいと思います。

紅茶は他のいろいろな種類のお茶と同様、中国で生まれました。17世紀初頭に緑茶がオランダに伝わり、その後紅茶もヨーロッパに伝わっていきます。
また、喫茶の習慣は、もともと世界各地にあったのですが、コーヒーやチョコレートに続いて紅茶を楽しむことがヨーロッパの上流階級に広まり、その後爆発的にヨーロッパ全土に流行っていきます。

コーヒーは、アフリカに植民地を持つフランスの独占貿易でした。
イギリスでは、上流階級で流行った紅茶が市民の間でも親しまれるようになり、紅茶の喫茶文化が一般に広まっていきました。17世紀には、中国から茶の直輸入が始まり、19世紀にはイギリスの植民地であるインドのアッサム地方で自生の茶樹が発見され、紅茶の流行にさらに拍車がかかります。
日本では、もともと緑茶が中心でしたが1887年に紅茶が初めて輸入されました。その後、国内でもさまざまな会社で紅茶が製造されていったのです。

紅茶の種類

紅茶には、ダージリン、スリランカ、ニルギリ、アッサム、キームンなどさまざまな種類があります。

ダージリン

インド産の紅茶でストレート向きの爽やかな紅茶です。
「紅茶のシャンパン」とも呼ばれ、セイロンのウバ、中国のキーマンと並び世界の三大紅茶と言われています。
春摘み、秋摘みの収穫期の違いがあることや農園別に紹介されることなどから、こだわりのある方に好まれる紅茶です。

スリランカ

スリランカで作られる紅茶の総称です。セイロン紅茶とも言います。
ウバやヌワラエリヤ、ディンブラなど産地別にも紹介されます。

キャンディー

スリランカ産の紅茶。甘味とコクがあり、クセがなく飲みやすい味です。
ストレートティー、ミルクティー、レモンティー、アイスティー向きです。

アッサム

インドの紅茶でしっかりと甘みとコクが出る濃厚な昔ながらの紅茶。
ミルクティー、ロイヤルミルクティー、チャイにも向いています。

ウバ

スリランカ産で、メントール系の香りがふわりと香るコクのある紅茶。世界3大紅茶のひとつです。
ストレートティー、ミルクティー、レモンティー、アイスティー向きです。

キームン

中国の紅茶。世界3大紅茶のひとつ。やさしい甘みのある味と、独特の香りが紅茶上級者に人気の紅茶。 ストレートティー、ミルクティー向きです。

以上、ストレートで飲まれる紅茶の種類を少しご紹介しました。
他にも紅茶に香りをつけたフレーバーティーや、ハーブと紅茶のブレンドなど、さまざまな種類があります。
紅茶をお好きな方は、いろいろな紅茶を楽しまれていることと思います。当店でも台湾と中国の紅茶を扱っています。
より美味しくお飲みになりたい方には、紅茶をクリアにまろやかにいれることのできる本景徳鎮の紅茶ポットやティーカップ&ソーサーをお試しいただきたいと思います。

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