清朝康煕帝時代の十二花神杯を忠実に再現した倣古作品。
その中の七月の花、蘭を描いた杯です。
背面の詩と岩に流れる小川の部分は青花で描き、蘭の花は老料粉彩で描かれています。
本景徳鎮素材を薄造りした美しいフォルムは熟練のろくろの技。
青花で詩と絵付けをほどこした後、薪窯で焼成します。
薪窯での焼成は歩留まりが悪く、十二花神すべてを揃えるのは至難の業です。
以前のロットでは結局十二花神を揃えることが出来なかったと聞いています。
今後はおそらく手に入れることができない大変に貴重な作品です。
「蘭」李嶠【全唐诗】
虚室重招尋,忘言契断金
英浮漢家酒,雪儷楚王琴
広殿軽香発,高台遠吹吟
河汾應擢秀,誰肯訪山陰