本金彩青花月季胡蝶図花鼓有耳杯托
ろくろ師の技が冴える、大変美しいフォルムが特徴のカップ&ソーサーです。
高足のカップの優美な形もさることながら、お皿のなめらかな美しさも秀逸です。
中東向けに作られた優雅な高足のカップとお皿に描かれているのは、ムハマンドを表すといわれる白いばら。
景徳鎮市高級美術工芸師の周絵師によるふんわりとした青花(染付け)の絵付け。
泥絵の具のような本染め付けでこのような柔らかい濃淡を表すのは、長年の経験と熟練の技がなければ出来ないことです。
本染め付けでここまで繊細にばらを表現するのは至難の業なのです。
惜しげも無くほどこされた24金の本金彩も豪華な格調高い作品です。
このカップ&ソーサーで珈琲を飲めば、アラビアンナイトの王様やお姫様のような優雅な時間を楽しむことが出来そうです。