本金彩老料粉彩早春双艶図紅茶珈琲兼用杯
春の訪れの歓びを全体で表しているような鮮やかで華やかなカップ&ソーサーです。
金を触媒にした贅沢な顔料で描かれた梅の花。
点描でぼかす手法で描かれた花は、熟練の職人でも一輪を描くのに何時間もかかる大変な手間のかかったものです。
二羽の鳥は細かな羽毛まで丁寧に描かれています。
梅の枝には輝く朝露が本金彩で描かれ、手に持つとキラキラと光を反射します。
早春の象徴であり、五弁の花びらが五福を表すとされる梅の花と、葉に光沢があり、春の陽光を反射して輝くことから、春光を意味する山茶花(日本で言う椿)、仲睦まじくたわむれる夫婦円満を表す二羽の鳥。
春の光で輝く世界を艶やかに描いた美しい作品です。