本金彩宝石紅桃花蝙蝠図杯
ハイエンド景徳鎮Honghaiの色絵の作品。
国際景徳鎮試験場主導のもと企画デザイン制作され景徳鎮で生産された作品です。
本景徳鎮の高級素材をろくろで丁寧に形成したフォルム、焼き上がりは滑らかな絹の手触り。
その端正な白磁に描かれた美しい桃の花。
桃の花の美しいぼかしは、点描で描かれています。
熟練の絵付け師がひとつ仕上げるのに何時間もかかる大変な手間のかかった作品です。
小さな杯に描かれているとは思えないほど静謐な中国古典絵画を思わせる絵付けです。
内側に金彩で描かれた飛ぶ鳥や桃の木、または桃の葉は粘りの強い金の絵の具でしかも描きにくい杯の内側にこんなに細かい絵付けができるのかと驚くほど大変な超絶技巧で描かれています。
桃の花は中国では古来から邪気を払うとされ、赤い蝙蝠にも魔除けの意味があります。
また、蝙蝠は「蝠」と「福」が同音ですので幸運のシンボルとされています。
桃の花は、不死や長寿の象徴でもあります。
使う人の長寿や幸福を願う思いを込めた作品です。