【景徳鎮の絵付け】氷裂文とは

氷裂文とは磁器の絵付けの定形の幾何学文様の一つです。
氷裂という言葉から、氷が割れているさまを表していると思われがちなのですが、
澄んで傷のない透明な氷そのものを表した文様です。
氷の輝きや透明な様、かたまりの様子を表していて、
日本でも腹の中に偽りがないことを表していると武士にこよなく愛されている文様です。
氷裂文には、蘭、梅、竹、菊の四君子や富貴を表す牡丹など、
中国の文人が好んだ花を合わせた文様が
様々な宝物や絵付けに用いられることが多いです。