【景徳鎮の絵付け】蘭-高い品格を象徴する花 山崖の険しい環境で育ち、人知れず花を咲かせ、芳香を漂わせる姿から 「君子の高潔さ」「君子」「賢人」の象徴として文人に最も好まれる花の一つです。 蘭は「祖香」「香祖」と称され、 蘭、茉莉(ジャスミン)、桂花(…続きを読む
【景徳鎮の絵付け】蝉-高潔なる理想の人格 蝉(せみ)は、不死あるいは死後の生を象徴します。 紀元前の春秋期に蝉を文様にした銅器が使われていました。 蝉は芋虫のような幼虫として数年を土の中で暮らし、 成虫になる時に地上に出て羽が生え空を飛ぶようになり…続きを読む
代々木上原で本景徳鎮作品の展示会を開催しています。 昨日から代々木上原のDo Progettoで景徳鎮作品の展示会を開催しています。 1日目は、ご招待のお客様とご近所のお客様にお越しいただきました。 オープン前からご入場してくださる方も何組もいらっしゃって、本当にありがた…続きを読む
【景徳鎮の絵付け】萱草-男子誕生を祈る花 中国原産のユリ科の多年草で、夏、オレンジ色か赤黄色の花を咲かせます。 素敵な男の子を意味し「宜男子」「宜男草」の異名があります。 寿山石との組み合わせは「宜男益寿」「宜寿延命」といわれ、 男の子に恵まれ、長…続きを読む
【景徳鎮の絵付け】兎-月の代名詞 中国では兎は月に棲むと言い伝えられ月の魂と信じられていて、 兎は月の異称あるいは代名詞とされています。 『淮南子』で月が原産とされる桂花(金木犀)とともに、月の景色として中国絵画に描かれています。 古来、霊…続きを読む
【景徳鎮の絵付け】鵲-喜びを報ずる鳥 鳴き声が「早報財・晩報喜」と聞こえるといわれ、喜びを報ずる鳥とされます。 喜鵲、報喜鳥ともいわれます。 二羽のつがいで描かれると「双喜」といい、結婚や夫婦円満の象徴です。 鵲と竹と梅の組み合わせも愛情深い夫…続きを読む
【景徳鎮の絵付け】寿山石-岩・石の雅名 中国絵画や景徳鎮の絵付けには、よく石や岩が描かれています。 これは、寿山石、寿石といわれ、長寿の象徴です。 岩や石には、永久の生命力があるとみなされています。 崑崙山などの仙山、蓬莱山などの不老不死の神仙島…続きを読む
【景徳鎮の絵付け】菊-隠逸なる花、花の中の君子 菊は秋を代表する花、長寿を象徴します。 菊花を浸した水は病気を直し、長寿をもたらすと信じられていました。 六朝時代、東晋の陶淵明は菊を愛し 「采菊東籬下、悠然見南山」(菊を取る東籬の下、悠然と南山を見る)と…続きを読む