【景徳鎮の絵付け】鵲-喜びを報ずる鳥

 

鳴き声が「早報財・晩報喜」と聞こえるといわれ、喜びを報ずる鳥とされます。
喜鵲、報喜鳥ともいわれます。
二羽のつがいで描かれると「双喜」といい、結婚や夫婦円満の象徴です。
鵲と竹と梅の組み合わせも愛情深い夫婦を象徴し、結婚を祝福するお祝いに贈られます。
鵲のつがいを向かい合わせに描いた図は「喜相逢」といい、別れることのない固いちぎりを表わしています。
桐と鵲の絵は、桐[tong2]と同[tong2]が同音なので「同喜」となります。
また、梅の枝に止まった鵲の図は「喜上眉梢」といわれ、絵付けや中国絵画の題材になります。
喜びで笑えば眉毛の端が下がることを、木の枝が下がる様子と重ねたものです。
梅[mei2]と眉[mei2]は同音なので、眉として使われます。