【景徳鎮の絵付け】一路栄華-白鷺と蓮、酔芙蓉

 

白鷺は良い知らせを意味するのでおめでたい鳥と言われ、
中国古典絵画でもよく描かれています。
水辺で白鷺と蓮を描いた絵は「一路連科」と言われ、
鷺(lu)と路(lu)、蓮顆(蓮の実・lianke)と連科(lianke)が同音なので、
立て続けに科挙に合格するように、物事が順調に行くことを表しています。
また、白鷺と蓮、酔芙蓉を描いた図案は、「一路栄華」と呼ばれます。
芙蓉は蓮の別名でもあり、芙(fu)は福(fu)、富(fu)と、
蓉(rong)は栄(rong)と同音で、富み栄える意味になります。
白鷺と蓮、酔芙蓉を描いた図案には、これからの人生が
幸福、富、栄華に満ちたものになるようにという願いが込められています。