全手工(総手工)とは

全手工(総手工)とは、総手作りのことです。
中国語で「手工」は手作業のことですので、
全部手作業で作られたものを全手工といいます。

現在では、景徳鎮の全手工の作品は
大変高価になってしまい、手に入りにくくなっています。
また、壺などの大きいものは作られていますが、
茶杯や茶壺などの茶器は作り手がどんどん少なくなっています。

店頭で販売されている茶器などは、
絵付けは手描きでも、
胎は型抜きで作られた「半手工」のものが大半です。
ろくろと型抜きでは素材そのものが違います。
景徳鎮の磁石から作られた硬い粘土を
ろくろで成形するには、熟練の技術が必要です。

迎茶で取り扱っている
小雅、Honghai blue&gold、本景徳鎮倣古の茶器たちは、
昔ながらの作り方を踏襲して
本物の景徳鎮の天然材料を水車でついて
水で何度も晒した磁土を
ろくろで成形し、ろくろで削って形を整え、
手描きの絵付けを施し、24金の本金彩を手描きで施した
すべての工程において手作業の「全手工」作品です。

【この内容は、今後用語集に載せていきます。】