【景徳鎮の絵付け】蝙蝠(こうもり)-福の象徴

 

蝙蝠(こうもり)は、蝠(fu)と福(fu)が同音であることから
中国では幸福のシンボルとされ、最も好まれる吉祥文様の一つです。
赤い蝙蝠が描かれていることが多いのですが、
赤には魔よけの力があると言われ、また富をもたらす福の神の色でもあるからです。
よく見かけるのは、頭を下にした蝙蝠。
これは、「福到」といって到(dao)と倒(dao)をかけて
福が来るという意味になります。逆さまの福の字も同じ意味です。
五匹の蝙蝠を図案化したものは福・禄・寿・喜・財の五福を表すと言われ、
我が家に五福の訪れるのを願う吉祥図です。