【景徳鎮の絵付け】三多 – 仏手柑・桃・柘榴

 

日本では仏手柑、中国で仏手という柑橘系の実は
手を広げた形に似ていることから仏手の字があてられました。
仏(fo)は福(fu)、手(shou)は寿(shou)の音とつながり仏手=福寿となります。

桃の実は仙果ともいわれて邪気を払うとされています。
また長寿の象徴でもあり、多寿を表します。

柘榴は多くの種子があることから豊穣を表し、多子多福の象徴です。

中国ではこの三つの果実を三大吉祥果として
多福・多寿・多産の三多と呼び、
一家の繁栄を願う吉祥図として喜ばれます。