【景徳鎮の絵付け】綬帯鳥-寿をあらわすおめでたい鳥

 

サンコウチョウのように長い尾を持つ鳥を総称して綬帯鳥といいます。

綬[shou4]は寿[shou4]と同音ですので寿をあらわします。
梅と竹と綬帯鳥を描いた図案は「斉眉祝寿」といい、夫婦の長寿を祝福する図です。
梅[mei2]が眉[mei2]を、竹[zhu2]が祝[zhu4]をあらわし、綬帯鳥が寿をあらわします。
「斉眉」は食膳を眉の高さに捧げもって夫に供することで、妻が夫に礼儀を尽くすことを称える言葉です。

また、綬帯鳥の帯[dai4]は代[dai4]、代々、万代や「玉帯」(官僚になること)をあらわします。
綬帯鳥と寿山石、水仙を描いた図は「代々寿仙」という吉祥図です。