老料柴窯の色絵のものと青花(染付)のものと二種類の十二花神杯がありますので、ご紹介します。
(申し訳ございませんが、どちらも非売品です。)
十二花神杯は「十二花卉文杯」ともいいます。
十二ヶ月の花の絵付けが施してある杯で、清の康熙帝の時代に作られたものが有名です。
十二ヶ月の花の順番は諸説あるようですので、ここでご紹介する月とは違う並びもあるようです。
私は1月水仙、2月迎春花(黄梅/オウバイ)、3月桃花、4月牡丹、5月柘榴(ザクロ)、6月蓮花、7月蘭花、8月桂花(金木犀/キンモクセイ)、9月菊花、10月芙蓉(フヨウ)、11月月季花(庚申薔薇/コウシンバラ)、12月梅花という順番でご紹介します。
では、まずは1月の水仙、青花(染付)からご覧ください。
【画像をクリックすると大きい画像をご覧いただけます】
青花の杯の裏には詩が書いてあります。
春風弄玉來清畫﹐夜月凌波上大堤
色絵の杯の画像です。
こちらは裏に詩はありません。
青花と比べると細かいところは違いますが、同じデザインで描かれているのが面白いですね。