サントリー美術館で尾形乾山を観てきました。

今、サントリー美術館で「着想のマエストロ、乾山見参!」と題して、尾形乾山の作品を展示しています。

着想のマエストロとある通り、今見ても尾形乾山の作品のデザインはとても斬新に思いました。

興味深い作品が数多く展示されています。

 

特に興味深かったのが、「色絵定家詠十二ヶ月和歌花鳥図角皿」という一連の作品。

和歌に詠われた花と鳥を月ごとに描いてあるのですが、月によって琳派と狩野派の描き方に描き分けてあって凝った趣向の作品群です。

また、銹絵(さびえ)で描かれた山水画の角皿などは、漢詩にもとづく作品で中国の影響も強く感じられました。

遊び心あふれる作品が多くて、とても面白い展示会でした。

7月20日まで六本木のサントリー美術館で開催中です。