現代の官窯「小雅窯」-磁土へのこだわり【追加の説明】

昨日のブログでご説明した小雅の磁土へのこだわり。

少し説明不足な部分があったので、追加します。

例えば、ということで

「鉱山から景徳鎮までの道端を丹念に探して集めた鉱石をコレクションしている」

ということを書いたのですが、これはただ鉱石を集めたということではありません。

カオリン鉱山から旧官窯までの昔の街道を人海戦術でくまなく探し、

こぼれたものや何らかの理由で廃棄されたものを集めて時代別に選別しているのです。

様々な時代の鉱石の手に入る最後のものを囲って、小雅の最高級ラインでは今でも使われています。

また、これ以外にも政府や研究の関連で採掘されたものなど出てくるとすべて買い込んでいるそうです。

鉱山の採掘は昔の手掘りの坑道が網の目のようで危険なこともあり禁止されていますが、

鉱脈は存在していて上記のように特別に採掘されることもありますし、同じレベルの質の鉱脈もありますので、

小雅窯では、最高級ラインの企画制作には古い鉱石オリジナルを使い、

通常生産ラインには近いレベルのものと古いものを混用して制作しています。

現在も、数は少ないですが、そうした最高級素材を使った作品も、小雅では作られています。

今と同じ生産量で大切に使っていけば、今後10年は最高級ラインを作り続けるだけの量は確保してあるそうです。

 

現在細々とご紹介している小雅窯の作品も、昨日のブログでも書きましたが、

本景徳鎮の高級磁土を使った、小雅工場長と外事部長が厳選した作品です。

他では手に入らないレベルの作品ですので、

ご紹介できるのは2点だけですが、ぜひご覧ください。

 

小雅の作品はこちらからご覧いただけます。