迎茶取り扱いの鳳凰単叢について

当店の単叢は、鳳凰単叢の中でも最高級とされる烏[山東]山の単叢、
すべて無農薬、無肥料の茶葉を使い、
手作業で作られた高品質なものを取り揃えております。

 

【無農薬、安全な土壌】

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写真は、現地で生産に関わっている方が毎年記録しているもので、どちらもこの山のお茶の樹です。
左の写真は、虫食いだらけの茶葉。この地域は農薬散布をしていません。
それでも茶樹は元気に新芽を出しています。
収穫は、一番茶と冬に入る直前に摘まれることがある冬片のみ。
冬片はここ数年は天候の影響でほとんど摘まれていません。
また、この地域の土はやせていますので、毎年夏に雑草を抜き、土をほぐして抜いた雑草と一緒に混ぜて被せます。
右の写真のように、土がふかふかなのはこの一連の作業を行っているからです。
肥料は最初に苗を植え付ける時に鶏糞などを与えるだけ。
肥沃とはほど遠い土壌で肥料も与えず、自然に近い形で育つので、
収穫出来るようになるまでにはとても時間がかかるのです。
[※写真の無断転載、無断使用を禁じます。]

こうした自然に近い安全な場所で、丁寧に手作業で作られた単叢の
他に類をみない芳醇な香りと深い味わいを体感してみませんか。

【それぞれの茶葉独特の魅惑の香り】
それぞれの単叢は、独自の香りがあります。
熟したフルーツのようだったり、華やかな花のようだったり、
ふんわりと甘いミルクのようだったり。
その香りは、飲む前の茶湯から漂うものよりも、
むしろ飲んだ後、身体の中から感じます。
何煎も飲んでいるうちに、身体の中から香ってくる、
香りを体感出来るお茶なのです。

【何煎も続く深い味わい】
まずは、一煎目を飲んでみると、その甘いフルーティな味わいに驚きます。
そして何煎か飲み進むと、喉ごしにすっきりとした清涼感を感じてきます。
もちろん、香りと同じくそれぞれの茶葉に個性豊かな味わいがあります。
それは、爽やかな甘さだったり、濃厚なフルーツのようだったり、
スパイスを感じるものだったり。
その味わいは、バランスを崩すことなく何煎も続きます。
ゆっくりと柔らかい味わいになりながら、
最後まで甘みのある美味しいお茶の味わいを楽しむことが出来るのです。
何煎も飲んだ後、他では感じることの出来ない清涼感を
ぜひ体感してみて下さい。

【美味しい煎れ方】
茶器は磁器のものをお使い下さい。
(紫砂の茶器では美味しく煎れるのが難しくなります。)
お湯は、水道水を良く沸かしたものをお使い下さい。
茶葉は、150〜200ccくらいのサイズで3〜5gくらいを
目安に入れると良いでしょう。
茶器を熱湯で温め、茶葉をポットに入れたら、一度熱湯で洗茶します。
洗茶の後、良く沸かした熱湯を注ぎ、40〜60秒くらいで
別の器に注ぎ切ります。
3煎目くらいから少し時間を延ばして煎れます。
10煎くらいは十分に美味しく飲んで頂けます。
なるべくお湯が茶葉に直接当らないよう、 静かに注ぐのが
美味しく煎れるポイントです。