中国茶-青茶について

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今回は青茶についてです。

青茶とは、半発酵のお茶のことで、烏龍茶のことでもあります。

中国茶のお店で扱っているのは主に青茶ですね。

ここで言う「発酵」は、酵素発酵のことです。

お茶は放っておくと紅く変色していきます。

これが茶葉の中に含まれる酵素による酸化発酵です。

摘んですぐに熱を加えて酸化発酵をとめたものが緑茶、

茶葉を完全に紅く酸化発酵させたのが紅茶です。

青茶はその中間、途中まで発酵させた半発酵のお茶です。

半発酵といっても、緑茶に近いものから紅茶に近いものまで

発酵の度合いによって、味と香りは幅広い種類があります。

焙煎の仕方によっても、変わってきます。

また、作られる場所によっても違いますし、

茶葉の品種によっても違いがあって、

青茶には味も香りも本当に様々な種類があります。

烏龍茶というと、サントリーの烏龍茶に代表される茶色いお茶を思い浮かべる方が多いのですが、

一度専門店にいらっしゃるとその種類と違いに驚かれますね。

緑茶や紅茶よりも、もっとずっとわかりやすく違いますので、

ぜひいろいろな青茶を試していただいて、

お好みのお茶を見つけていただきたいと思います。

中国本土では青茶は福建省のあたりのみで作られている地方茶です。

最近は高級茶として有名になったお茶もいろいろありますが、

以前はあまり知られていませんでした。

台湾は、青茶が主流です。

一部で緑茶や紅茶も作られていますが、ほとんどが烏龍茶ですね。

福建省から移植されたのが始まりといわれています。