裏方担当のTです。
本日、新商品が到着いたしましたので、写真やネットショップにさきがけて、
ひとまずブログでご紹介させていただきます。
文章だけだとわかりにくい点もあるかと思いますが、しばしの間ご容赦ください。
また、商品の正式名称は後日改めて別記事にて紹介させていただきます。
(1)老料粉彩ガス窯 花卉・花鳥図杯 14個7組
初夏にふさわしい絵柄の杯です。すべてを卓上にならべたそのさまは大庭園のようで壮観でした。
これらはそれぞれ2つずつ対になっておりますので、ぜひ手のひらの中で見て、楽しんでいただければと思います。
また、ガス窯ではありますが、こちらの作品では柴窯に近づける工夫がなされているため、
胎の薄さやお茶の味の美味しさなどの面で、けっして引けをとらない品質になっております。
(2)琺瑯彩
今回の目玉です。それぞれ異なるものが1つずつ、計3つあります。
そして、その目玉の中でもさらに目玉なのが、いちばんちっちゃな杯であります。
こちら、驚くことにカオリン90%とのことです。これはちょっと驚きです。
この記事を書くにあたって試飲させてもらったのですが、さらに驚くべきことに、
お茶の(この時は緑茶で試飲しました)甘みが実に豊かになりました。
希少な分お値段もちょっと高くなる予定ですが、鑑賞だけでなく実用としても
素晴らしい価値を発揮する一品になると思います。
そして、他2つの杯もまた、カオリンを含む杯でして、
味もさることながら、絵付けがとても綺麗で印象的でした。
古典的でユーモラスだと言われていますが、私は写実的なさまにも惹かれました。
(3)七仙杯(西藏杯)
チベットの神様が描かれた杯になります。
以前、同じ絵付けの作品を入荷いたしましたが、前回はガス窯で、今回は薪窯で焼かれたものになります。
その分、お茶の味もおいしく出るようになったようです。
あと、チベットの神様を数え方って「仙」でいいんでしょうかね?
杯を見ると、人間っぽいのは3人くらいで、あとは象さんや宝石みたいなものだったので、
自分がイメージする「仙」な感じのものとちょっと違うなあと思いまして。
(どんなものかは、後日アップする写真などを見ていただければと思います)
日本だったら「柱」でぜんぶ大丈夫なはずですが(ですよね?)。
場所が違うと、神様もいろいろ異なるなあと感じた次第です。
(4)百花杯 2個1組
老料柴窯の作品です。
この「百花杯」というデザインじたいは、中国ではオーソドックスなものらしいです。
しかし、これをすべててづくりでつくるとなると、それはそれは大変です。
杯を花で敷き詰めて、覆い尽くさなければいけないのですから。
実作業では、大きい花から描いていき、その隙間を小さな花で埋めていくらしいのですが、
この作り方ですと、2つの杯を見比べた場合、同じように見えるところと違うように見えるところが入り交じっていて、
眺めているうちに忘我の境地に没入してしまうという、見ていて飽きない杯となっております。
そんな理由もありまして、今回はペアでのご提供とさせていただきます。
いや、本当に時間を忘れて見入ってしまいます。面白い杯ですよ。
以上です!
いずれ写真入りの記事やネットショップの方にも情報がアップされると思いますので、
それまでは、拙い紹介で恐縮ですが、当記事にてお待ちいただければと存じます。
いやぁ、すごいものをいっぺんにたくさん見たので、目と頭がつかれてしまいました……。
それでは、失礼いたします!
【店主の補足】
今日届いた作品たち、今までに増して素晴らしい作品ばかりです。
Tくんが詳しく書いてくれたので、私からの説明の補足はほとんど無いのですが、
しいて挙げるなら、今回の目玉は、琺瑯彩の3点。
特に、カオリン90%の杯は小さいけれど、すごいです。別格ですね。
そして、個人的に、売るのをためらってしまうほど気に入っているのは、
老料柴窯の百花杯。
これは、絶対ペアでお求め頂きたいです。
2つ並べて、見比べていると本当に飽きません。
手元にある間、何度も何度も眺めることでしょう。いいなぁ。
明日、写真にとってお披露目します。
価格もその時にお知らせしますので、ご覧ください。
出来れば実物をご覧頂きたいですねー。
お時間のある方はぜひご予約いただいて、手にとってみてください。