十二花神杯、 9月は菊花です。
毎回書いていますが、1月水仙のブログで書いたように私がご紹介する順番と違う順番の十二花神杯もあります。
日本でも秋の花を代表する菊の花。
中国では、陰暦9月は「菊月」、9月9日の「重陽の節句」は「菊の節句」とも言われます。
菊は「重陽花」、「九花」とも呼ばれ、
「九」が「久」と同音であることから長寿をもたらすとされ、長寿を象徴しています。
東晋の文学者、陶淵明が菊に我が身を重ねて隠遁生活を送ったことから、
隠逸なる花、花の中の君子と珍重されてきました。
また、薬用としても古来使われてきた花です。
9月菊花の杯、青花(染付)からご覧ください。
(色絵、青花(染付)とも非売品です。)
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裏の詩は、「千載白衣酒 一生青女霜」。
全唐詩、羅陰の「菊」という詩の一部です。
色絵の杯の画像です。色絵の杯は、老料柴窯。
青花の杯と基本同じデザインで、裏には詩は書いてありません。