12月15日(日)に自由が丘サクラボローで、迎茶でご紹介している景徳鎮茶器を実際に使っていただくワークショップを開催します。ご興味のある方はぜひご参加ください。
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「小雅窯」について、改めてご説明をしておきます。
今は、販売できる作品は2点のみ。大変に手に入りにくい工房の作品です。
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小雅の作品の一番の特徴、こだわりは、その磁土にあります。
清の時代の官窯に匹敵する磁土を使い続けている唯一無二の工房なのです。
小雅の磁土に対するこだわりは、
例えば鉱山から景徳鎮までの道端を丹念に探して集めた鉱石をコレクションしていることからもうかがえます。
以前迎茶では、そうした鉱石を使った元の時代の胎の茶器をご紹介したこともあります。
様々な時代の鉱石を研究しつくして、
清の官窯で使われているような本物の景徳鎮土を使った作品が小雅窯の茶器です。
そういった本物の景徳鎮土は、もう無いと伝えられていますが、実は今でも存在しています。
もちろん、大変に高価で希少なもので、他のメーカーでは購入すらままならないものです。
小雅窯では、こうした磁土を以前から買い集め、ストックしているので、
いまだにこうした最高級の磁土を使った作品を作り続けることができるのです。
今後は、新しい鉱脈の磁土でこれまで以上に清王朝の官窯の土に近いものを使った
真に、現代の官窯いえる作品が作られていくでしょう。
小雅の作品は、北京などで日本円で2,3万円で購入できる茶杯なども販売されています。
偽物も多いのですが、正真正銘の小雅窯の商品もあります。
そうした茶器は、小雅の中でも高級工芸品、あくまでも日用雑貨、食器の扱いです。
迎茶でご紹介している小雅窯の芸術的な作品とは全く違うカテゴリーの品になります。
迎茶でご紹介している小雅作品は、
景徳鎮の磁器の歴史を知り尽くした小雅工場長と、
初期小雅からデザインを担当し、景徳鎮内で小雅にその人ありと言われる外事部長が
厳選に厳選を重ねた芸術作品、美術品です。
それでなくても数少ない作品の中から、選び抜いた作品が届いています。
こうした美術品としての小雅作品は、
ほとんど世にでることなく高級官僚や中国のセレブの方々の手に渡りコレクションされています。
下手な骨董品を手に取るくらいなら、小雅の茶壺、茶杯で優雅にお茶を飲みながら、
その磁土の素晴らしさと芸術的な絵付けを鑑賞することをおススメします。
追記)小雅で使っている磁土について、追加の説明をしました。下記をご覧ください。
次は、小雅の絵付けについてご説明します。
後日に続きます。