今日は、釉裏紅の杯を再度ご紹介します。
まずは、「本釉裏紅仙桃図杯」。
釉裏紅は、青花(染付)と同じく釉薬の下に絵付けを施す「釉下彩」、
中国・元時代に始まった、銅の顔料を使って紅色に発色させる焼き方です。
青花以上に焼成温度の管理が難しい高度な技法として知られています。
1300度以上で焼成し、鮮やかで綺麗な紅色に発色するのは数度の範囲、
温度が低すぎると黒みを帯び、高すぎると文様が飛んでしまうとても難しい技法です。
この杯のように鮮やかな紅色に発色させるのは技術的に大変難しいのです。
ぜひ、大きい画面でじっくりとご覧ください。
本釉裏紅仙桃図杯(価格:60,000円)の商品ページはこちら。
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アップにすると、釉薬の下に絵付けがされているのがよくわかります。
とろりとした大理石のような肌合い。
この杯でお茶を飲んでみると、ほんとにお茶がとろりとしますよ。