何度かおススメしている本釉裏紅の杯。
画像では、地味に見えてしまうかもしれませんが、
ぜひお手元で実際に触っていただきたい作品です。
とろりとした、ロウが引いてあるかのような、なめらかな独特の手触り。
この手触りは、他では経験したことがありません。
柴窯の杯や、小雅の作品の絹のような手触りとはまた違うんです。
そして、画像ではうまく写ってくれない深い紅色。
絵に重みを感じるような、力強い迫力のある絵付けです。
特に、素晴らしいのが使ったときの味わいです。
こればかりは、使っていただかないとわからない。
でも、お買い上げくださった方々は皆様、
お茶の味がとろりとすることに口々に驚かれます。
芸術的価値も高く、使っても素晴らしい作品です。
茶杯はもう手に入らなくなると思っていましたが、
外事部長さんのご尽力で、
作っている工房が細々とでも本釉裏紅の茶杯の生産を続けることになり、
入荷は少ないですが、もうしばらくはご紹介できそうです。
ただ、本釉裏紅の制作は本当に、本当に難しく、
希少な中にも希少であることには変わりありません。
景徳鎮の本物の磁器が、茶器がお好きで、
まだ本釉裏紅の作品をお持ちでない方は、
ぜひこの機会にお手にとって、使っていただきたいです。
本釉裏紅の茶杯は、初夏の謝恩セールでご覧いただけます。