景徳鎮から新しい茶器、茶杯が届きました。
今回も素晴らしい作品たち。
ぜひご覧下さい。
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今回の茶杯はどれも小さな茶杯ですが、特別貴重な作品ばかりです。
前にある青花の杯、琺瑯彩の鳥の杯はだいたい3センチ強の高さ。
後ろの琺瑯彩のペアの杯はだいたい4センチ強の高さです。
このサイズにここまでの細かい絵付けを描くのがどれだけすごいことか。
個別に簡単なご紹介をしますね。
まずは、景徳鎮瓷匠鴻海の青花金魚図茶杯。価格は4万円です。
この杯は、柴窯(薪窯)で焼成した貴重な作品です。
なめらかな絹のような肌で、なんといってもお茶が美味しい。
おそらく、お酒もすごくなめらかで美味しくなると思います。
絵付けがぼやけて見えるほど、
細かい泡が釉薬の中に閉じ込められているのがわかりますか。
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次は、柴窯琺瑯彩八哥鳥図杯。価格は15万円です。
本物のカオリンが高い割合で含まれた材料で作られています。
写真でも少しお分かりいただけるかな。
白玉のような透明感があります。
もちろん、これも柴窯(薪窯)で焼成されています。
天然のカオリンはとても希少で高価な材料なので、
含有量が多い作品は、小さな杯しか作られていません。
その杯に、琺瑯彩で八哥鳥というおめでたい鳥が描かれています。
鳥の絵付けの細かいこと!アップにしてみてください。
羽の部分だけでなく、胴体の羽毛も全部線描です。
紅葉した木の葉の紅い色は、金から作った宝石紅。
つややかで、まさに宝石のような美しい色です。
これはもう茶器というより、小さな美術品ですね。
最後にご紹介するのは、柴窯琺瑯彩柘榴花鳥図杯ペア。ペアで24万円です。
単品(価格は各13万円)でも販売する予定ですが、まずはせっかくですのでペアでご紹介します。
これも柴窯(薪窯)で焼成されていて、材料は本物のカオリンを含んでいます。
含有の割合は、八哥鳥図杯のほうが多いようです。
こちらの杯のほうが少し大きめですね。
柘榴の木のほかに、描かれているのは、カンゾウと高麗ウグイス。
紅い色は、こちらも金から作られた宝石紅です。
とても高価で貴重な絵の具です。