十二花神杯-7月蘭花

十二花神杯、 7月は蘭花、ランの花です。

毎回書いていますが、1月水仙のブログで書いたように私がご紹介する順番と違う順番の十二花神杯もあります。

 

蘭(ラン)は、代表的な瑞花(おめでたい花)です。

香りの高い花として尊ばれ、「百草長」と言われます。

また、人間の高い品格を象徴しています。

宋代の張敏叔(ちょうびんしゅく)が花を様々な貴賓に例えた「花十二客」の中では、「幽客」。

「幽」は奥深いこと、静かであることを表します。

 

7月蘭の杯、青花(染付)からご覧ください。

(色絵、青花(染付)とも非売品です。)

【画像をクリックすると大きい画像をご覧いただけます】

2011_08260044_R.JPG裏の詩は、「廣(広)殿軽香發(発) 高臺(台)遠吹吟」。

全唐詩、李嶠の「蘭」という詩の一部です。

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色絵の杯の画像です。色絵の杯は、老料柴窯

青花の杯と基本同じデザインですが、印象はずいぶん違いますね。

裏には詩は書いてありません。

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