裏方担当のTです。
4月に入ってからは、新しい場所での営業準備のお手伝いをしておりましたが、
いちおう、それも一息ついてきましたので、
今日から不定期で、店長の貞重さんから、中国茶についてレクチャーを受けることになりました。
とはいっても、私は迎茶の古参客だったにもかかわらず
お茶に関する知識・味覚嗅覚はてんでなっていない超初心者という
たとえるならば漫画「BARレモンハート」の松ちゃんみたいな有様なので
(って、このたとえ、通じますかね?)
少しずつ、基本的なところから教わることになりました。
今日やったのは、奇古堂の台湾茶の飲み比べで、
飲んだのは、文山包種茶、凍頂烏龍茶、木柵鉄観音の三種類。
茶盤のうえに小さな茶壷をみっつならべて、順番にいただきました。
それぞれの味の違い、同じ銘柄でも焙煎と発酵で味が変わること、
これらは「青茶」と呼ばれるカテゴリに属しており、
一般的な「烏龍茶」の多くもこの「青茶」に属していること、などを学びました。
……本当はもっとたくさん習ったのですが、残念ながら、私のアタマでは現状このくらいです。
とはいえ、今後また何度でもでてくる話だし、その都度教えるし、ということなので、
ここは不出来な弟子として、甘えさせてもらおうと思います。あ、いえ、できるだけがんばったうえでですよ!
個人的には、台湾茶には「地名+銘柄」というの命名規則があるというのが、一番印象にのこりました。
文山の包種茶、凍頂の烏龍茶、木柵の鉄観音、
東方美人みたいな例外もありますが、知らない単語だらけのなか、
こういうわかりやすい規則があると、すこしホッとしますね。
それでは、ゆっくりゆっくりな歩みになるかとは思いますが、
またなにか教わる機会がありましたら、ご報告させていただきたいと思います。
それでは、今日はこのあたりで、失礼します。
【店主の補足】
今日、Tくんに試してもらったのは、
奇古堂は、台北にある台湾茶専門の有名なお茶屋さん。
20年以上にわたって、上質な台湾茶を扱っていらっしゃいます。
以前は東京でも奇古堂店主の沈先生が自らお教室を開いていらっしゃいました。
奇古堂オリジナルの茶器を使えば少量で何煎も楽しんでもらえる厳選された茶葉を
毎年春と冬に紹介しています。
昨日予告していた浅絳彩の茶壷のお話は、また明日にでも書きますね。